wa-so designの日々を綴るblogです。
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今日のデザイン考察は、前回の『シンボル』についての続きを
3日前、enoさんがみどり通信「クローバーとカタバミ」でご応募いただいた疑問に
お兄様がさくっと答えるカタチでからめて書いていこうと思います。
かのブログは僕のお株を奪う(おそらく無意識でしょうが)
「ブログが長~くみえる方法」
で書かれていたようなので、彼の「みどり通信」調でちゃんと回答して
彼のお株を奪ってやろうと思います。
彼のお株を奪ってやろうと思います。
陰湿な復習です。
さてさて、「クローバーとカタバミ」ですね。
僕がむかし聞きかじったことを、今回改めて突っ込んで調べたことと
ごちゃまぜにして出した答えなので参考までに。諸説あると思います。
さてさて、四葉のクローバーがそもそも幸運だと云われてきたのは『十字架』に似ているから。
云わずとしれたキリスト教からのことです。
そのキリスト教は誕生してから今日まで世界中に広まっていくのですが、
『シャムロック』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ヨーロッパ、中でもアイルランドでは、聖パトリック司教という人が
「シャムロック」と呼ばれる3枚の葉の植物をシンボルにかかげ、布教活動を展開しました。
アイキャッチですね。ロゴでございます。
で、なんでシャムロックかといいますと、
『シャムロックの葉が3つに分かれているのは「三位一体」を表しているのだよ~』(パト談)
という意味付けをしました。デザインです。
ここからキリスト教にシャムロックが登場し
四葉だと『十字架に似てるね、ラッキーだね』に繋がるわけです。
四葉だと『十字架に似てるね、ラッキーだね』に繋がるわけです。
。。。。。ちょっと待て!
それだと「シャムロックが幸運でクローバー関係ないじゃん」という話になってしまう!
それだと「シャムロックが幸運でクローバー関係ないじゃん」という話になってしまう!
しかもenoさんの話はさらに「クローバーとカタバミをなぜ間違うか」という話。。。
まぁ最後までお付き合いください。
前述した「シャムロック」。
私はシャムロックという植物があるかのように話ましたが、シャムロックというのは実は
クローバー、カタバミ、そのほかウマゴヤシなど、葉が三枚に分かれているちっこい草の総称です。。。
超アバウト!
超アバウト!
聖パトリック司教が手にもっていたのがクローバーなのかカタバミかなのさえ解っておらず
今だに研究対象です。(上の絵ではクローバーのようですがこれもたまたまかもしれないということ)
今だに研究対象です。(上の絵ではクローバーのようですがこれもたまたまかもしれないということ)
補足するとこのお話は1600年ほど前の話で、同じ話が文字として残ってるのは600年前の書物から。
なのでさんざん上で書いた布教方法すらも真偽は研究対象。
シャムロックの名前の由来そのものも、
アイルランド語でクローバーの意味のseamair(シャムロックの発音に似てる。。。)
アイルランド語で若い牧草の意味のseamróg(シャムロックの発音に似てる。。。)
と超~アバウト。
さてさて、話がみえてきましたね。
つまり、ヨーロッパの人にとっては
3葉のシャムロックがクローバーだろうがカタバミだろうがどーでもよかったんですね。。。
4葉の幸運の葉っぱがクローバーだろうがカタバミだろうがどーでもよかったんですね。。。
日「これってクローバー?」
欧「いや、シャムロック。」
日「かたちはカタバミだね?」
欧「いや、シャムロック。」
日「これって牛肩ロース?」
欧「いや、肉。」
日「かたちは豚バラだね?
欧「いや、肉。」
てな感じ。
余談ですが聖パトリックの日とされるアイルランドのお祭りでは、緑のものを身にまとう習慣があります。
これはシャムロックを身に着けることから始まったもので、
和想の好きなサッカーでも、アイルランドチームの緑のユニフォームや
俊輔くんのセルティックの紋章もその名残。
俊輔くんのセルティックの紋章もその名残。
eno君が最後に写真を掲載しているノートルダム大のアメフトフラッグにも
「アイリッシュ」(※大学はアメリカ)とあるのでこの名残ですね。
「アイリッシュ」(※大学はアメリカ)とあるのでこの名残ですね。
さてさて、いっぽうカタバミは日本人にとって、キリスト教伝来よりずっと前、
枕草子に登場するくらいゆかりの深い植物。
枕草子に登場するくらいゆかりの深い植物。
enoさんはじめ、私たちがこの間違いに気付くことができる国に居る点を
私たちは文化的にラッキーと思うしかありません。
私たちは文化的にラッキーと思うしかありません。
まさに幸運の四葉!
。。。。。おあとがよろしい。
本当は欧州が間違っているわけでなく、どっちかというと日本での伝わり方が
『幸運のクローバー』と言うのではなく『幸運のシャムロック』と伝わるべきだったのです。
『幸運のクローバー』と言うのではなく『幸運のシャムロック』と伝わるべきだったのです。
案外正しく、「幸運のシャムロック」という言い方をされる人も、日本人の中にもたまにいらっしゃいます。
今日のデザイン考察は、
『適当にシンボルつくると知らないとこで混乱を招く』
ということ。みなさん図案の意味や使い方、著作権がらみのことなど気をつけてモノヅクリしましょう~。
den
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無題
良い勉強になりました。色々調べてみたら現在(アイルランド)では
シャムロック=クローバー
となっているそうです。やはり3枚葉であればシャムロックだそうですが…。
ちなみに元々は
シャムロック=コメツブツメクサ(Suckling clover)
だそうです。アイルランドの古い建物に描かれるシャムロックはコメツブツメクサだそうです。
様々な面で多様な解釈があるみたいでまとめてみると以下のようです。
政治のカテゴリ
シャムロック=ホワイトクローバー
園芸植物のカテゴリ
シャムロック=葉が3枚
宗教哲学のカテゴリ
シャムロック=キリスト教
歴史・文化のカテゴリ
シャムロック=コメツブツメクサ
(引用:~クローバーの国から~ ブログ)
言葉ってその土地の文化がわかって面白いですよね。日本語にあって英語にないもの、逆も然りですが、何に重きを置いていたか、人種としての感性など様々なものを表現してくれていると思います。
このブログはとても探究心をくすぐられ、色々と勉強になっていいですね。長々とすみませんでした。
シャムロック=クローバー
となっているそうです。やはり3枚葉であればシャムロックだそうですが…。
ちなみに元々は
シャムロック=コメツブツメクサ(Suckling clover)
だそうです。アイルランドの古い建物に描かれるシャムロックはコメツブツメクサだそうです。
様々な面で多様な解釈があるみたいでまとめてみると以下のようです。
政治のカテゴリ
シャムロック=ホワイトクローバー
園芸植物のカテゴリ
シャムロック=葉が3枚
宗教哲学のカテゴリ
シャムロック=キリスト教
歴史・文化のカテゴリ
シャムロック=コメツブツメクサ
(引用:~クローバーの国から~ ブログ)
言葉ってその土地の文化がわかって面白いですよね。日本語にあって英語にないもの、逆も然りですが、何に重きを置いていたか、人種としての感性など様々なものを表現してくれていると思います。
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