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wa-so designの日々を綴るblogです。
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???

田んぼの雑草の三種盛りデス。

DSC05261_2.jpg
















カヤツリグサ???
カヤツリグサ科 学名:Cyperus microiria










DSC05258_2.jpg











ヒデリコ????
カヤツリグサ科 学名:Fimbristylis miliacea















DSC05262_2.jpg
 




タマガヤツリ?????
カヤツリグサ科 学名:Cyperus difformis 






















????

スミマセン。
「?」の多いブログでスミマセン

いやー、とうとう出ましたね、カヤツリグサ科。

できれば、さけて通りたかった、カヤツリグサ科。

ネットを駆使して調べてみましたが、全然ジシンが無いです、カヤツリグサ科。


植物を同定(※同定:名前を当てること)する時、
判別がむずかしい“科”が、いくつかありまして、「カヤツリグサ科」は、その中の代表的な一つです。

なぜ、カヤツリグサ科は同定が難しいか???

まず、第一に、種類が多い。
日本産のカヤツリグサ科の植物は、野山に約600種。
とても覚えきれません。

第二に、派手な特徴が無い。
花弁(花びら)がない風媒花なので、手がかりになる特徴が少ないんです。
ルーペでのぞいて、鱗片のさきに毛があるとか無いとか。
そんなマニアックな違いなんてわかりません

第三に、役立たず。
人の暮らしのなかで、ゼンゼン注目を浴びません。
食べられない、観賞用でもない、何かの原材料にもほとんど利用されない。
芸人さんでも、知名度が低いと、なかなか覚えられないですよね。



そんな、カヤツリグサ科の植物たちですが、
生物多様性の観点からは、ちょっと要注意の植物なんです。

なぜなら、カヤツリグサ科はそのほとんどが湿地を好む植物。
主な生育環境は、日本の場合では、当然のことながら、水田やその周りの畦、小川です。

水田が無くなるのはもちろんのこと、水田の用水路がコンクリート化されただけでも
その生育環境を失います。

レッドデータリスト(絶滅が危惧される動植物のリスト)に記載されている植物のうち、
その多くをカヤツリグサ科の植物が占めています。

じつは、本当に絶滅の危機に面しているのは、山野にみられるきれいな花々ではなく
昔から人々の生活に密着にして、普通に見られたこんな植物達であるという真実。
ちょっと哀しいお話です。



同定のために、一本つんできた“ヒデリコ(日照子)”
影がものすごくかっこいいです
DSC05289_2.jpg





















enoki
























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